こんにちは。
神田中央通りいけむら歯科の池村です。
本日のタイトル 『歯医者の「治療」がすぐ終わっちゃって良いの?』ということ。
これですね。
患者さんに必ずお話することですし、ブログでもたびたびお話しているのですが、
だいたいの日本人はなにかトラブルがあって歯医者さんに来るわけですよ。
で、むし歯だったとします。歯に穴があいていますね。
「すぐ終わる治療」って、一見、患者さんにとって次回来院しなくて良い、うれしい治療と思うかもしれません。
でも実は、治療が早いことには落とし穴も潜んでいるのです。
そこで今回は、歯医者の治療がすぐ終わってしまうことについての実態を、歯医者の目線からお伝えしていきます。
歯医者の治療が早いことの「落とし穴」
さて、冒頭でお伝えしたように、歯医者の治療がすぐ終わることって、一見すると、
「スピーディーに治療してくれる、腕のいい歯医者さん!」
と思うかもしれません。
実は、そこには大きな落とし穴も潜んでいることを、理解していただければと思います。
で、これも何度もお伝えしていますが、ものごとって、原因があって結果があるわけです。
歯に穴があいた(結果)←これを埋める・詰める。治療終了(原因放置)。
実はこのような「治療」を受けている方が、二重三重に口の中にトラブルを起こし続けているわけです。
でも、患者さんはだいたいそれを治療した歯医者さんに「これでOK!」と伝えられているので、
「そっか。OKなんだ!」
と、なぜむし歯になったかもわからないままに日常に戻ってしまうわけです。
当然、むし歯になった原因は放置なので、またむし歯になります。
それは同じ歯の詰めた隙間からむし歯になるのかもしれないし、隣の歯に新しくむし歯ができてしまうのかもしれないし。
これって、臭いものには蓋状態ですよね。
一時的には、むし歯が治ったように感じるでしょう。
しかし、少し時間がたてば、また苦しいむし歯に悩まされてしまうという可能性がかなり高いのです。
あなたのかかっている歯医者さん、根本的な原因を突き止めてその原因を排除して、あなたが再びむし歯で苦しまないようにしてくれる知識と技術がある歯医者さんだと良いですね。
当院は、もちろん原因追及を先にしてから治療に入るのをおすすめしていますし、患者さんにそれをお伝えし、根本的なところから治療しております。
池村 和歌子
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