こんにちは。
神田中央通りいけむら歯科の池村です。
「歯がしみるからシュ〇テクト」
という方、多いと思います。
まあ、それはそれでかまいませんが、
それは対症療法にしかすぎません。
むし歯も知覚過敏も歯周病も「結果」です。
ものごとには「原因」があって「結果」があるのです。
「結果」にばかりアプローチして、
歯の治療を繰り返していても
「原因」がある限り何度でもつらい目にあいます。
先日、知覚過敏は歯ぎしり
食いしばりが原因とお話しました。
では、歯ぎしり食いしばりって
どうして起こるのかご存知でしょうか?
それは当院のように栄養療法を
実践しているクリニックでないと、
歯ぎしりや食いしばりの原因を
「どうせストレスでしょ」
となりがちです。
実際、私も栄養療法を学ぶ以前は
と言っていましたから。
では、何が本当の原因なのか?
私もいつも言っていることなので、
予想がつく方も多いのではないでしょうか?
そうです!
ズバリ、
「食事」
です。
現代人に多い病気
「血糖調節障害」により、
歯ぎしり食いしばりが起きます。
今回の記事では、
知覚過敏の本当の原因。
この血糖値調節障害で起こる
歯ぎしりや食いしばりの理由について
わかりやすくお伝えしていきます。
知覚過敏の原因は歯ぎしりにあり
実は、知覚過敏の原因は、
歯ぎしり食いしばりだって知っていましたか?
「歯ぎしり食いしばりなんてしてないよ」
とおっしゃる方。
今すぐ鏡でご自分のお口の中を見てみて下さい。
舌の横っ腹がガタガタな形をしていたり、
頬の内側に白いスジができている方。
食いしばっています。
それはもう日常的に。
歯肉の深い部分がデコボコしていたり、
歯の山や谷の形がはっきりしていない方。
歯ぎしりしちゃってます。
一般に歯ぎしり食いしばりの原因は
ストレスであると言われています。
それで、治療法はマウスピースを
夜寝ている間につけるくらいしかないのです。
ですが、これは栄養療法的にみると、
もっと根源的な解決法があるんです。
それってどういうことなのか、
説明していきますね。
歯ぎしりの原因はストレスではない!
冒頭で、知覚過敏の原因である
歯ぎしりや食いしばりの原因は
ストレスではなく、食事から起きる
「血糖調節障害」
とお伝えしました。
難しい用語をお伝えしても
ちょっとイメージがしにくいですよね。
図でみた方がわかりやすいので、
図を貼ってみますね。
まずこれは、一般的な食事を
採った場合の血糖値の状態です。
一般的な食事を摂ると、
健康な人はこのように血糖値が
緩やかに上昇し緩やかにもとに戻ります。
では、どのような食事を採ったら
血糖値の変動が起きてしまうのか?
それは、
血糖値の変動は、
糖質を摂った時のみに起こります。
(糖質とは、つまり主食とされているもの。
ごはんやパン、めん類などです)
血糖値の乱高下が起きてしまうと…
身体は常に一定の状態でいたいので、
血糖値が上昇するとインスリンを
放出して血糖値を下げます。
しかし、
現代人は糖質の摂取量が多く、
(特に血糖値の上がり下がりが激しくなる
単糖類の摂取量が戦後から急に増えました)
このように血糖調節異常を
おこしている方が多いんです。
でね!
この血糖値の乱高下が
夜寝ている間にも起きています。
すると、歯ぎしり食いしばりが起こるわけです。
なので、当院では歯ぎしり
食いしばりの方には
夜食べるもののご指導をしています。
歯医者で食事のことまで
アドバイスされた方って
少ないのではないでしょうか?
ここが栄養療法を知っている
クリニックと知らないクリニックの
アプローチの違いにもなります。
血糖値と虫歯に関する情報も
こちらの記事でかなり詳しく
記載しております。
ぜひ参考にしてみてください。
血糖値が高いと虫歯になりやすい?虫歯とやる気が関係しているという事実
これも何度も言っていますが、
口や歯って、内臓で、身体の一部です。
なぜか皆さん健康に気を配っていても
口腔ケアは盲点な方も多いので、
当院ではそんなお話をお伝えしています。
こういった情報を知っていると、
虫歯やお口のトラブルの予防にもなります。
お口の中だけでなく、
健康的な体を維持したい方は、
ぜひ下記お問い合わせから
お気軽にご相談ください。
池村 和歌子
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